実験で実証された「祈り」の驚くべき効果

 「祈り」が私たち人間の生活に大きな力を発揮して来たことは明らかです。人間は窮地に立たされた時無意識に神に祈ります。私たち人間は、本能的と呼んでもいいくらい祈りという行為を身につけています。古来祈りのない社会はありませんでした。無神論の世界であっても、人間は困り果てると祈り求めているようです。

 「祈り」は、宗教だけの世界のように思っているかもしれませんが、どんな人も祈り求めることがあるでしょう。「祈り」という行為は、宗教という特別な世界のものではなく、普遍的なありふれた人間の行いなのです。人間は、祈ることによって神につながり救いを神に求めることを実践してきたのでした。祈ることを通して救いを実感した人が多いことがこうした習慣を築いてきたといえるでしょう。

 しかし一方では、祈りが本当に人間に不可欠な必要なものであることには疑念をいだく人も少なからず存在したことも事実です。祈ってはいてもその効果を感じず確信を持てないことも多いからです。その場合、いつしか祈ることをやめてしまいます。

 近年、医学の研究として「祈り」という人間の行為が取り上げられてきています。今まで宗教面からだけ論じられてきた「祈り」に科学のメスが入ったのです。その研究によると、「祈り」は明らかに効果をもっていることが証明されています。次のブログより研究結果について紹介します。https://www.88luck.jp/祈りの効果/ 

 ここ数年、アメリカを中心とした先進国の中では、『祈り』というものが新しい視点で大変注目を浴びています。バーバード大学、コロンビア大学デューク大学などの権威ある大学が、こぞって『祈り』の研究を進めているのです。全米120に及ぶ医大のうち、「信仰と医療」問題を取り上げる大学は、2004年には70校を超えるようになったそうです。 
 ハーバード大学のハーバード・ベンソン教授は『祈り』が呼吸数、心拍数、二酸化炭素排出量、酸素消費量の抑制を確かめ、『祈り』がガンや糖尿病、不妊症など病気に効果的に働くこともわかってきました。他にも、1200例以上の『祈り』に関する研究データが次々に確認されていますが、医学と科学、そして宗教を超えたその驚きの研究結果に、世界中の人々が今、『祈り』に関心を高めています。
 信じるか信じないかは別にして、これが1200例以上の事実です。

 

🔲 きっかけになった1988年、元カリフォルニア大学の心臓学教授ランドルフ・ビルドの実験 

実験で実証された『祈り』の驚くべき効果https://matome.naver.jp/odai/2147729808368487601

 1988年、元カリフォルニア大学の心臓学教授ランドルフ・ビルドは、厳密な実験によって、祈りによって大変な治療効果があることを証明しました。実験はサンフランシスコ総合病院のCCU(心臓病集中治療室)に入院中の患者393人を対象に、10ヶ月にわたり行われました。393人の患者はコンピュータにより無作為に分けられ、祈られるグループ192人と祈ってもらわないグループ201人に分け、臨床実験で行われる厳密な基準が適用されました。患者、看護婦、医師も、どのグループにどの患者が入るかを、知らないという厳格さでありました。

 患者のために祈る人たちを全国のカトリックプロテスタント教会、さまざまな宗教グループに呼びかけ、患者のために祈ってもらいました。祈る人には患者のファーストネーム、病名、現在の状況を簡単に知らせ、毎日その患者のために祈るように依頼しました。しかし、祈り方については、なんら指示もありませんでした。患者一人につき祈る人は5人から7人の割合でした。

 結果は衝撃的なものでした。

  • 祈られたグループでは抗生物質を必要とした人は、祈られないグループの6分の1であった。
  • 祈られたグループでは肺気腫になった人が、祈られないグループの3分の1であった。
  • 祈られたグループでは人工気道を確保する気管内挿管を必要とする人はいなかった。一方、祈られないグループでは12人が人工気道を必要とした。

 このように、祈られた患者グループは、祈られないグループに対して、驚くほど良い治療効果を示したのです。

この結果を見て、ウィリャム・ノーラン博士は、「この研究は精査に耐えうるものだ。・・・・・・・ おそらく、われわれ医師は『一日3回祈ること』と処方箋に書くべきなのだろう。祈りは効くのである」と述べたといいます。

 

🔲 ノースキャロライナのデューク大学医学部の調査報告

実験で実証された『祈り』の驚くべき効果

https://matome.naver.jp/odai/2147729808368487601

(出典:祈りによる療法、科学的立証へ向けて本格的な動き

 1986年から1992年にかけ、65歳以上の男女4000人を対象に健康におよぼす祈りの効果を調べた結果、「祈ったり聖書を読んでいる高齢者は、健康で長生きしている」と結論づけた。 メディアがこぞって好奇心の目を向けたのはいうまでもない。対象のほとんどがクリスチャンだった。老人学の専門誌「老人学誌」にも掲載された調査報告によると、6年の調査期間中に亡くなった人の数は、祈らない高齢者の方が約50%も高かった。ただし、祈りの頻度による違いはなかったという。
 ほかにも、「30年間にわたり高血圧患者を対象に行った調査では、教会に行っている人はいかない人よりも血圧が低い」「教会に通う人は通わない人に比べて冠状動脈の病気に罹る率が低い」「信仰心のある人は憂鬱や不安が要因のひとつになっている病気に罹る率が低い」「教会に行かない人の自殺率は通う人に比べ高い」――などの調査報告がある。いずれも祈るという心の作用が健康に影響しているといえるだろう。
 研究者のひとりハロルド・コーニング氏は「祈ることでストレスが解消されている」と説明する。祈りと瞑想のストレス解消のメカニズムはと同じだという。ストレスが高まるとアドレナリンなど体に害をおよぼすホルモンが分泌され、高血圧や免疫力低下を引き起こす。祈りや瞑想は、こういったストレス・ホルモンを抑える脳の化学物質「神経伝達物質」の分泌を促進するため、ストレスを解消するということがわかった。

 

🔲 実験で分かった祈りに関すること

 次のまとめ記事で、どんな祈りが効果が大きいかについてまとめてあります。転載します。参考にしてください。
実験で実証された『祈り』の驚くべき効果

https://matome.naver.jp/odai/2147729808368487601

(出典:祈りの力-インテリジェンスフィールズ)

 10年以上にわたり祈りの効果を客観的に研究しているスピンドリフトという組織があります。そこでは麦の発芽と祈りの関係を実験して、祈りの方や祈りの時間の長さ等々、効果ある「祈りの方法」について調査をしました。

(1)麦の発芽実験で、祈られたグループの種子の方の発芽率がはるかに高かった。(何度実験しても同じであった)。祈りは、発芽に効果があった。

(2)苦しい時ほど『祈り』の効果がある

 発芽しにくいように、麦の種を浸している水に塩分を加える実験で、塩分の濃度を増すほど(ストレスを多く与えるほど)祈りの効果が大きかった。このことから、祈ってもらう人が重い病気であるほど、あるいは、つらい、不幸な境遇にあるときほど、「祈り」の効果が大きいと思われる。

(3)『祈り』の量は『祈り』の効果と比例する

 麦の発芽実験で、祈る時間を2倍にした場合は、発芽率が2倍になった。このことは病人のために祈る場合、時々、祈る場合よりも、いつもその病人のことを思いながら、できるだけ多く、「祈り」の念を送ってあげるほうが病人のためによいといえる。

(4)対象を明確にした祈りが効果的

 祈りが効果を持つためには、誰に対して祈るのか、或いは何に対して祈るかと、はっきり「祈り」の対象を明確にして祈るほど、「祈り」の効果がある。このことから、ただ漠然と祈るよりも、「病気のAさん、Bさん、Cさん、Ⅾさん」と一人一人を意識しながら祈るほうが効果が大きいといえる。

(5)祈りの対象の数が増えても効果は減らない

 種子を用いた実験では、種子の数が多くても少なくても、結果は同じだった。このことから、「祈り」の対象数がいくら増えて、例えば1人の人への祈りであろうと、5人、10人であろうとも、「祈り」の効果は変わらないといえる。

(6)祈りの経験の長い人ほど祈りの効果が大きい

 実験によって、「祈り」の経験の長い人のほうが、浅い人よりも大きな効果を生むということが分かった。よって「困った時の神頼み」で、急に思い立って祈る人よりも、ふだんから神棚や仏壇に向かって「祈り」をしている人の「祈り」のほうが、効果が高いといえる。その意味では、神主や僧侶、神父、牧師の「祈り」の効果は大きいと思われる。

(7)「無指示的な祈り」は、「指示的な祈り」より効果が大きい

 「指示的な祈り」とは、例えば、ガンが治癒すること、苦痛が消えることなど、祈る人が特定の目標やイメージを心に抱いて祈ること。いわば祈る人は宇宙に「こうしてくれ」と注文をつける祈り方である。無視地的な祈りは、何らの結果も想像したり、注文したりせずに、ただ、「最良の結果になってください」とか「神の御心のままにしてください」とかと、宇宙を信じてお任せする祈り方。実験結果では、「指示的な祈り」と「無指示的な祈り」のどちらも効果は上がったが、「無指示的な祈り」のほうが「指示的な祈り」の2倍以上の効果をもたらすことも多かった。

(8)祈りに距離は関係ない

 サンフランシスコ総合病院の心臓病患者に対する祈りに関して、病院から遠い東海岸側からの祈りも、西海岸にあるこの病院に近いグループからの祈りも、距離に関係なく、同様の効果があった。つまり、病院のすぐ側で祈るも、何百キロ離れたところから祈るのも、効果は同じだということです。