2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧

秋山真之海軍少将の見た霊夢

秋山真之といってもピンと来ない人でも、日露戦争の日本海海戦のT字戦法を編み出したあの参謀、あるいは『本日天気晴朗なれども浪高し』というあの有名な電報を作った人といえば、ああっと思い出すと思う。日本が生んだ天才戦略家である。その秋山が自分が見…

祈りと祈りの力、そして意識連鎖

スポーツの試合で、多くの選手が「応援が力になりました」と応援している人に感謝している場面をよく見かける。また、私たちはスポーツの試合で真剣に応援することにより試合に疑似参加して楽しみ満足感を得る。また試合の雰囲気を盛り上げることにより、試…

いい人ほど苦労するのは、なぜ?

Yahoo知恵袋にこんな質問と回答があった。 「どうして人は、苦労して幸せになれない人と、苦労しないで幸せになる人にわかれるのですか?」 「苦労しているのに幸せになれないということは確実にその人はとてもいい人です。いい人は他人を幸せにするために苦…

宗教経済(神社・寺の宗教ビジネス今昔物語)

「お金で救われるはずがない」と宗教否定論者は語る。しかし、お釈迦様の衆生救済の出発がお布施であったといわれるように、布施・浄財は神仏との縁をもつ最初のきっかけ、信仰の出発点である。布施・浄財による功徳・救済の実感は、宗教成立の原点であり発…

日本のジャズ「六斎念仏と仏教音楽」

「空也が始め、一遍が広めたとされる念仏踊り、音楽がなければ仏教は大衆のものとはなりえなかった。親鸞もまた音楽僧として出発したという。10世紀末には、「看取りと弔いの互助組織」といえる念仏結社(念仏講)が貴族社会に成立していた(高橋繁行)」。 …

悪魔の実在と攻撃の目的

悪魔の実在については、このブログでも「煩悩の背後に悪魔は実在する。そしてこの世を支配している」と題して記述し、人間が苦悩する執拗な善悪の闘いには敵対する実体があることを指摘しました。私たちが心の中にある罪を自覚しても、心の闘い、魂の闘いが…

仏教世界と弥勒菩薩

仏教が救済理念に基づいて構築した世界像は三界として表出されている。これは無色界、色界、欲界の三層からなる。最高位の無色界は四つの無色天から構成され、その最上位に非想非非想処天、いわゆる有頂天が位置する。次の食欲と性欲から解放された色界は四…