2013-12-01から1ヶ月間の記事一覧

厄年と厄払い(人生の転換期)

厄年を単なる迷信として片付けられないのは、その年の前後に多くの人が転換期を迎え、その年を境に没落・失脚あるいは脚光を浴びていくケースが数多くあるからである。へたをすると、病にかかるなどこの世を去る運命にもなる。厄年とは、何なのであろうか。…

日本の風習「人が何故神として祀られるのか?」

外国人が首をかしげ理解に苦しむ日本の風習、[人間が何故神様になるのか?]、西洋では立派な信仰者が聖人として敬われることはあっても、神様としてではない。外国人にとって、人間が神様になるということがとても不思議なことのようである。立派な信仰者がそ…

日本は八百万の神々の国ではない(1)吉田神道の天下と失墜

日本は八百万の神々の国であると誰もが思っているが、雑多な神々の国ではない。少なくとも神道関係者の間では、秩序付けようとする試みが行われてきた。儒教の天、道教の太極、仏教の大日如来という宇宙の真ん中に位置する全知全能の神という概念の影響を受…

「金神七殺」方位の吉凶ー恵方祭祀と艮の金神

節分に食べる恵方巻きはずいぶん有名になったものである。恵方祭祀とは、家の中で「恵方」とされる方角に棚を作り、歳徳神を祀る習俗である。この習俗が強まったのは、鎌倉時代後期とされている。 歳徳神は、牛頭天王(ごずてんおう)の八王子の筆頭、薬師如…