「歴史は繰り返す」の法則に従えば、世界は崩壊する。但し、別のものが現れるならば、・・・・。

 「歴史は繰り返す」と昔から言われてきました。どうして繰り返すのかはわからないものの、歴史を調べれば調べるほど同じような時代が繰り返し登場することがわかり、不思議に思われて来ました。中国の易は、このような繰り返し現象を研究して集大成したものです。現代のように科学が発展しても、占い、易は廃れてしまうことはありません。

 ほとんどの人は、一人の人間についてはそのような現象があることについて信じておられると思います。しかし、一人の人間の運命だけでなく、国、世界の運命もこのような運命を背負っているのです。ノストラダムスという中世の予言者が20世紀の自動車やヒトラーを予言していたという予言書がかつて脚光を浴びたことがあります。日本でも、出口王仁三郎がさまざまな予言をしています。聖書には、有名なヨハネの黙示録という予言があります。こうした予言は、的中しているからこそ不気味がられているのです。

 予言は、ほとんどの場合すぐに理解できないようなあいまいな形で表されます。未来のことですから100%その現象が起るとは限りません。また、あからさまにわかってしまうとその予言の影響で未来が変更されてしまうという問題があります。あくまで現象が起こるか否かは、人間の選択にかかっているからです。しかし、99%人間は予言に沿う方向の選択をします。その結果、歴史における繰り返し現象が出現するのです。そのことを摂理的同時性の時代と言います。

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(1)摂理的同時性が起こる原因

 私たち人間の意識は、誰もが感じているように時代の雰囲気を受けています。個人の意識は独立して存在しているものではありません。周りの仲間や時代の風潮から大きな影響を受けていることは誰もが実感しているでしょう。その一方、自分の意識は社会の時代風潮に一役買っていることも事実です。時代の意識というものがつくられているのです。人間の意識は、集団意識になり個人を超えた社会意識というものを形成しているのです。

 米国で地球意識プロジェクトという研究がなされています。2001年9月11日アメリカ同時多発テロ事件が起きた時、確立50%の選択をするはずの乱数発生器が人間の集合意識の変化を反映して出力に隔たりを生じたという意識作用現象が起きました。人間の集団意識は、乱数発生器の確立を変えたのです。

 集団意識が形成されると、社会を動かす力をもっているのです。同時性の時代とは、同じような状況が生まれ、同じような意識が形成されていくのです。その結果、同じような時代の雰囲気が形成され、同じ現象を引き起こしていくのです。現在の社会状況を見つめてみてください。ちょうど太平洋戦争前の状況とほとんど同じようなことが起こっていることに気づかれるはずです。

 

(2)日本近代歴史を動かしている40年周期説

 日本近代史は、40年周期で繁栄と衰退を繰り返しています。キヴィタス日記で何度か記してきました。2012年末からのアベノミクスも80年前の高橋是清蔵相のデフレ脱却政策の繰り返し現象(同時性)でありました。同じことをしてしまうのが、人間意識なのです。

 40年周期説について下記の図を見てください。現在は、2025年の第三次世界大戦終結?に向けての崩壊期にあたっています。この動きは、80年前の繰り返し現象です。1918年にあたります。1918年という年は経済はまだ好調なものの戦争が近づいているという不安な時期でした。1940年には東京オリンピックが開催される予定でした。2020年の東京オリンピックの80年前です。よく似ていると思いませんか。

 これから2025年までの7年、このままいくと崩壊が待ち構えているのです。その後、国を再興できるかどうかはわかりません。国を失い流浪の民になる未来もあり得るのです。外国の属国として辛酸をなめるかもわかりません。国が分断されるかもわかりません。天変地異が起こって、嘆き苦しむ事態が訪れるかも知れません。1945年前後は、天変地異が多発したことも思い起こしてください。

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 (3)世界歴史2000年の繰り返し現象と再臨主

 日本だけでなく、世界も崩壊の局面に差し掛かっています。世界歴史がどのような繰り返し現象をしているのか、それが下図の摂理です。世界歴史は、ばらばらに展開しているのではなく目標を目指して展開しています。世界各国で様々なその国の歴史がありますが、世界歴史の中心はキリスト教で、再臨主をどのように迎えるかでその後の世界歴史が決定される運命にあります。

 このような摂理が組み込まれているがゆえに、ノストラダムスの予言もヨハネの黙示録も未来を予見できたのです。人類歴史は、メシア(再臨主)を迎えることができるか否かによって平和を迎えるか、暗黒の世界を迎えるかが決まることになります。

 日本でも、出口王仁三郎が予言しています。最悪の場合、日本の大半は海に沈み、人類の97%は死ぬといっています。どこまでの事態が起こるか、核戦争を含めて楽観できません。

 鍵は再臨主にあります。わからなければ、地に飲み込まれても致し方ありません。2000年前、イエス・キリストを迎えることができなかった人類は暗黒の中世と苦難の2000年の歴史を通過しなければなりませんでした。イエス・キリストを十字架に架けた張本人ユダヤ民族は、2000年の間国を失い流浪の民にならざるを得なかったのです。