戦争の足音が近づいている。偶発的な軍事衝突が引き金となって戦争勃発という事態がいつ始まるかわからない。安倍政権は、危機を助長させるかのように安保法制の改革、集団的自衛権の行使に足を踏み入れ、憲法改正さえ目指している。軍事的均衡政策こそが、戦争の危機を回避させる現実的な唯一の方法であると考えているようである。
その考えがどれほど国民に不安を与えているかは、意識調査を見ればわかる。また日本政府の行動が、世界の人々をどれほど不安がらせていることか。
軍事的脅威に対して、他の方法「平和な祈りと対話の戦略」はたわいもない幼稚な理想論にすぎないと考えているのだろう。
それは間違いである。祈りの輪は、意識の世界において連結され連動して、世界に平和をもたらす素晴らしい方法である。古来日本の政治は、神に尋ねることを旨としていた。政事(まつりごと)は祭事(まつりごと)であり、神に尋ねるものであった。
(1)地球意識プロジェクトが示した成果
プリンストン大学を拠点に、地球意識プロジェクトが本格的にスタートしたのは、1999年からであり、いまやこの乱数発生器の設置場所は全世界に広がっている。地球意識プロジェクトが注目されたのは、2001.9.11同時多発テロ事件で、世界の集計データが発生の11日から大きく逸脱したことであった。
このデータを検証しようと、ネバダ砂漠の真ん中で行われる「多くの人が参加して巨大な人形を燃やす」バーニングマンというイベントで、壮大な超能力実験を行われた。イベントのクライマックス、その瞬間に230万分の1の確率で起こる大きな偏り(1の発生ばかり)が現れた。7万人の「意識のパワー」が、大きな変化を引き起こしたことが確認されたのである。
人間が意識を集中させると、意識のパワーが確立1/2の世界を変える。人間の意識が集まり集合意識となると、ものすごいパワーをもたらすのである。人間の意識は集合させることによって、この現実世界は動かされていくのである。反対に、人間の意識が混乱したり激高していくと、世界は混乱に至る。
人間の意識は、連結して人類全体の集合意識となり、その心理的な効果は地球にさえ影響を及ぼすのである。
(2)祈りは問題を好転させる
意識の力といえば、祈り、祈祷を思い浮かべる。祈りは、祈る人に安らぎを与え、勇気を与え、力を与える。宗教は、祈りを通して神仏からの慈悲の力を受けてきた。祈りは、それぞれの宗教によって違いがあるにしても、どの祈りも神仏との対話であり、祈ることによって神仏の慈愛の力を受けてきた。
集団祈祷は、大きなパワーをもたらすことが知られている。皆が集団で祈ることによって集積した意識は大きな力をもたらすのである。古来日本では、国家守護の祈祷が頻繁に行われてきた。祈りが具体的な力を果たすことを知るならば、この方法は効果のあるものであったことがわかる。
(3)型の理論(祈祷)からもたらされた日露戦争の勝利
日露戦争の日本海海戦に勝利をもたらした参謀秋山真之は、次のように語っている。
「信濃丸からの無線電信で敵の接近を知り、ついにあの歴史的な海戦になるのですが、その時は肝の底から勝利の確信がありました。なぜって、目前に現われた敵の艦形が、三日前に霊夢で見せられたのと寸分の相違もなかったですからね。いざ戦線を書こうとして筆を執った時、『天佑と神助によりて・・・』と、まず書き出していたのです。」
秋山真之の勝利の背後には、神助があったのです。そして、その神助の基に、大本教の出口なお教祖の祈祷と型の理論(この理論は、意識法則として普遍性を有している)による沓島での祈願があった。
出口なお教祖は当時10日間舞鶴沖の孤島沓島で日本の戦争を祈願しなはった。23日の夜には龍宮の乙姫さんが現われて、『日本を攻める外国の船がたくさん参ったから、これからお手伝いに参る』と言い放ったそうや。
あなたの霊夢は、その明け方、教祖はこの日、『もう日本は大丈夫、私の御用も終わったから、明日は船を呼んで帰ってもよい』と、ついて行った若い者に言っています。
(4)「世界平和の祈りの輪」プロジェクト
ここに「世界平和の祈りの輪」プロジェクトを提唱する。
【目的】地球に平和を実現する。各国に軍備がある限り地球に平和は到来しない。
【方法】趣旨に賛同する人が一人一日1分の祈りを捧げる。参加する人が増えることによって、祈りの力が大きな影響を及ぼすことになる。歴史の転換期にはこのような人間の意識の作用があったことを忘れてはいけない。
<参考>
ぶっだがやの散歩道「2014年4月29日 祈りと祈りの力、そして意識連鎖」